日本のがん死のトップは肺がんですが、鹿児島県の部位別死亡割合のトップも男女とも「肺がん」です。喫煙量が多いほど、また喫煙開始年齢が低いほど、肺がんで死亡する率が高くなることが明らかになっています。
肺がんは、発生した場所によって「肺野型肺がん」と「肺門型肺がん」に分けられます。
肺野型の発見は、胸部X 線撮影が有効ですが、肺門型は、特に喫煙との因果関係があるといわれていて、胸部X 線撮影では写りにくいため、喀痰細胞診が行われます。
たばこを吸わない女性の肺がんリスクは、他人の煙を吸う受動喫煙の機会が多いほど高い傾向にあることも分かりました。
肺がんの予防に有効なのは、喫煙しないことですが、受動喫煙の機会もできるだけ避けることが望ましいでしょう。