「乳がん」は自分で発見できるがんだと聞きますが、自分でできる検診の方法を教えてください。

乳房の中に、固く小さなしこりができます。痛みはありません。このしこりがあるかを自分で調べるのが「自己検診法」です。毎月、月経終了の1週間後くらいに(閉経した人は、毎月、日にちを決めて)行いましょう。発見が早いほど生存率が高くなり、治療費も少なくてすみます。異常を感じたら、ただちに専門医に相談しましょう。
乳がんになりやすい人は
- 家族(血縁)でがんにかかった人がいる
- 未婚や出産経験のない人、高齢初産の人
- 乳腺の病気をしたことがある
- 初経が早く、閉経が遅い人
などと言われています。
ライフスタイルの変化で、今後増加することが予想されます。
鏡を見ながらチェック
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腕を下げて乳房の形を観察 |
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腕を上げて同じように観察 |
触ってチェック
あお向けになり調べる側の肩の下をタオルなどで高くします。
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乳房の内側半分を調べるときは、右腕を頭の後方に上げ、左手の指の腹で軽く圧迫し、しこりはないか、まんべんなく触ります。 | 外側半分を調べるときは、右腕を下げ、左手の指の腹でしこりはないか、まんべんなく触ります。 | ワキの下に手を入れ、ぐりぐりしたものはないか、しこりはないか、リンパ腺が腫れていないか調べます。左右の乳房とも同じように検査します。 |